指板の上で、音楽理論の地図を見る。
ギターの指板は、最初は丸暗記の対象に見えます。でも実際は、ほとんどがひとつの模様がスライドしているだけ。その模様の意味(=度数=機能)が見えれば、覚える量は一気に減ります。このツールは、その模様と意味を指板の上に色で見えるようにするものです。下のステップを上から順に試してみてください。
色は「音の役割(度数)」を表します。
指板下の「度数/音名」で数字を切り替えられます。度数表示が主役です。色(機能)と数字(度数)がそろうと、「なぜその音がそこにあるのか」が見えます。
キーのボタン(C・C#・…)は、土台となる親メジャーキーを選びます。その下のスケール(メジャー/ドリアン/…/マイナー)のボタンには、小さな金色の音名が付いています。これは「そのスケールのルート(1度)が、いまのキーでどの音になるか」。たとえばキー C なら、ドリアン=D、マイナー=A。
大事なのは、同じキーの中では、メジャーもマイナーも各モードも、指板上の音の配置はまったく同じということ。動くのはルート(金色の 1)の位置だけです。ボタンの金色=盤面の金色ルート。「どの音を出発点(1)にするか」を選んでいるだけ——これがモード(旋法)の正体です。
「度数」表示のまま、キーを C → D → E … と順に押してみてください。模様がそっくりそのまま横にスライドします。キーが変わっても形は変わらない — 変わるのは位置だけ。コードモードでも同じく、キー=コードのルートとしてスライドします。これがいちばん大事な体験です。
形が同じなら、あとは「ルート(金色)をどこに置くか」だけ。とくに 6弦・5弦のルート位置を音名で即答できるようにすると、「知っている形のルートを、目的のキーの場所に置くだけ」でどのキーでも弾けます。
画面上部のCAGEDを選ぶと、5つのポジション(箱)が指板に重なって表示されます。各箱の中ではコード構成音(R・3・5)が線で結ばれます。メジャー/メジャーペンタでは親メジャーキー基準(キー C=1·C から)、マイナー/マイナーペンタではスケールのルート基準(キー C でマイナー=Am なので 1·A から)になります。
マイナー系のスケールは親メジャーと同じ音列ですが、CAGED の起点はスケールのルート(キー C のマイナーなら A)に合わせて回転します — Am なら最初の箱が A 型になります。
画面上部のダイアトニックを選ぶと専用モードに入ります。下のキーとメジャー/マイナーで調を決め、I〜vii° の四和音から和音を選びます。指板には構成音の全位置と点線枠内の押さえ方が表示されます(キーを変えると押さえ方もスライドします)。
画面上部の「コード」を押すと、構成音だけが3色で光ります — ルート・3rd・5th。同じ3音が指板じゅうに現れ、その一つひとつが押さえ方です。
指板下の「全音」にチェックを入れると全フレットが表示され、スケール外の音が淡色のゴーストで重なります。度数表示では ♭2・♭3・♭5・♭6・♭7 のように出て、ゴーストもタップで鳴ります。経過音やアウトのラインを、形を見ながら試せます。
音符をタップすると、その音が鳴ります。度数の位置と実際の響きを、目と耳で同時に確認できます。
この順で触ると、「指板を暗記する」から「指板を読む」へと、見え方が変わっていくはずです。
表示は日本語/英語を切り替えられます。インストール不要。音は PC・Android では問題なく鳴り、iPhone はマナーモード(ミュートスイッチ)の状態によって鳴らないことがあります。